結婚するカップルが結婚指輪を買うことは、二人の初めての共同作業とも言えます。二人で相談して一つのデザインの指輪に決めるのは、お互いの価値観を認め合うこと、歩み寄って一緒に生活を始めることにつながるのです。
ところが、男性の指輪の好みと女性の指輪の好みが合わなかった場合、どのように選んだら良いのかわからないものです。こういった場合は、どちらの好みに合わすのが良いのでしょうか。
男女で好みが違う時はどちらに合わせる?
女性は結婚指輪選びに拘りがあり、好みもはっきりしています。一方、男性は指輪にはあまり興味はなく、別に何でも良いという人が多いです。あるアンケートで、「彼女には似合うけれども自分の好みではない指輪」か「自分には似合うけれども彼女の好みではない指輪」のどちらを選ぶかと男性に質問したら、ほとんどの男性が「彼女に似合うが自分の好みではないもの」を選択しました。男性の多くが女性の好みに合わすということになります。
男性は女性ほど結婚指輪に思い入れはなく、女性が喜んでくれたら良いと考えているので、女性の好みに合わす方が良いとしています。それに、アクセサリーに詳しいのはどちらかというと女性なので、女性に決めてもらった方が失敗することもなく、彼女との仲も深まるでしょう。
少数ではありますが、男性の好みに合わせてもらうという回答もありました。男性の中には拘りを持って選ぶという人もおり、「常に身に着けるものだから妥協せずに選びたい」と女性を説得して、男性の好みに合わせてもらうということもあります。
どのように折り合いをつけたら良いか、その解決策など
結局は結婚指輪のデザインはどちらかの好みに合わすことが多いのですが、これだとどちらかが我慢することになります。その時は良くても、指輪を見るたびに「やっぱりあの時気になったものにしておけば良かったかな」といった気持ちが出てきます。あまり納得せずに決めたものだと、だんだんと着けるのが嫌になってしまい、特に男性は指輪を着けなくなるかもしれません。
女性の中にはどうしてもペアでないと嫌だという人がいます。しかし、結婚してからは着けている指輪がペアかどうかはあまり重要なことではありません。他人が夫婦の指輪を見て、ペアだとかペアじゃないとか言うこともまずありません。それなら解決策として、お互いが気に入った指輪を身に着けるようにすればよいのではないでしょうか。同じブランドでデザインが違うものを選ぶとか、全く違うブランドやデザインでも、内側にお互いのイニシャルや誕生石を入れるなどすれば、一体感が得られます。お互いよく話し合い、納得できる指輪を見つけましょう。
まとめ
結婚指輪はペアでなければいけないという決まりはありません。女性はペアで揃えたいと考える人が多いですが、結婚してからはペアであることをほとんど意識しないものです。それなら、お互いが気に入ったデザインの指輪を選んで着けるようにすれば、どちらかが我慢して妥協することもありません。
まず二人でよく話し合うことが大事ですが、どうしても折り合いがつかない場合は、各々が気に入ったマリッジリングを選び、身に着けても良いでしょう。デザイン違いの指輪を選ぶというカップルは増えてきており、これは全く悪いことではありません。アリかナシかでいうと、アリなのです。ですから、男性も女性も、我慢してどちらかに合わせる必要はないのです。自分の希望するデザインの指輪を選び、身に着けましょう。デザインが別でも、お互いのイニシャルを内側に刻印したり、宝石(誕生石など)をあしらったりといった工夫で、自分たちだけの特別な指輪になります。
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