結婚指輪や婚約指輪を販売するブライダルショップは非常にたくさんあるので、どこのお店へ行ったら良いのか悩むカップルは多いことでしょう。特に人気があるのは、「セレクトショップ」と「ブランドショップ(直営店)」の2つです。それぞれのショップが持つ特徴やメリットを知っておくなら、自分に合ったお店を選びやすくなることでしょう。

目次

セレクトショップとは

セレクトショップとは、ショップのオーナーがさまざまなブランドからお洒落な指輪を仕入れて販売するという形態のお店です。それぞれのお店には独自のコンセプトがあり、そのコンセプトに沿って国内外のブランドから商品を仕入れています。結婚指輪や婚約指輪を取り扱うブライダル専門のセレクトショップといえば、PIJOUPIKOやJKPlanet、VANillaなどがよく知られています。

ブランドショップとは

ブランドショップ(直営店)とは、ジュエリーブランドが運営して商品を供給しているお店のことです。取り扱いをしているのは基本的にそのブランドのみとなります。国内で有名なジュエリーのブライダルブランドといえばMIKIMOTOやTASAKIでしょう。海外ブランドでブライダルリングを販売しているお店といえばHARRY WINSTONやCartierなどが挙げられます。

セレクトショップの良いところ悪いところ

結婚指輪を見つける際にセレクトショップを利用するメリットは「豊富なデザインから選べる」という点でしょう。国内外のさまざまなデザイナーが制作した指輪を一度にまとめてみることが可能というのは大きな魅力です。ショップによっては、500点から1,000点の指輪を揃えているというケースも珍しくありません。

「各ブランドで比較できる」というのも強みです。同じ素材を使っていても、ブランドによってデザインや価格などは大きく異なります。そうした違いを比較しながら気に入った1つをチョイスできるというのも利点と言えるでしょう。加えて、「2つのアフターフォローを受けられる」という利点もあります。

つまり、指輪を制作したブランドが提供するアフターサービスに加えて、ショップ独自のフォローも受けられるわけです。実際、セレクトショップではブランドよりもかなり長い期間アフターサービスを提供しているケースが多く見られています。

一方、セレクトショップを選ぶ際に注意すべきポイントもあります。それは「時期によって扱っているアイテムが異なる」という点です。先述の通り、ショップに並んでいるジュエリーはオーナーの方針によって決められており、タイミングや仕入れの状況によって品ぞろえは大きく異なっています。

また、いつも同じブランドのアイテムが並んでいるわけではなく、売れ行きによっては国内あるいは海外のブランドばかりがショーケースに並ぶ日もあるでしょう。1点ものばかり取り扱っているケースもあるため、気に入った指輪を後日購入しようと思ったらもうなくなっていたというケースも少なくありません。基本的には「一期一会」になることが多いという点を念頭に置いておきましょう。

ブランドショップの良いところ悪いところ

ブランドショップを利用する最大のメリットは「サービスのクオリティーが高い」という点です。ブランドの直営店では専門的な知識を持ったスタッフが丁寧に対応して、1つ1つの商品に関する分かりやすい説明をしてくれます。

ブランドによっては、お客さんが選んだ商品をじっくりと見ることができるよう、ラグジュアリー感溢れる接客スペースを用意しているので、特別なひと時を満喫することができるでしょう。さらに、アフターサービスを確実に受けられるという利点もあります。

クリーニングやサイズ直しなどを行いたいと思う場合、ブランドショップには専門の技師がいるので、スピーディーに対応してくれることでしょう。ですから、特定のブランドの持つコンセプトや世界観などが気に入っていて、ぜひそのブランドショップで結婚指輪を購入したいという人にはおすすめです。

一方、覚えておくべき注意点もあります。それは「異なるブランドと比較して検討することができない」という点です。当然ながら、直営店ではお店の名前となっているブランドのみを取り扱いしています。ですから、複数のブランドから販売されている商品を見たいという場合には、いろいろな店舗を回らなければなりません。

「限られた時間を上手に活用していろいろなタイプの指輪を見たい」という人や「どんな指輪が自分に似合うのかまだわからないのでたくさんのアイテムと触れ合いたい」という人にとって、これはややデメリットということができるでしょう。

まとめ

結婚指輪を取り扱っているお店はさまざまで、それぞれ異なる魅力や強みがあるものです。ですから、これから指輪探しを考えているカップルは、「より重視するポイントは何か」を決めてからショップ選びをすることをおすすめします。