結婚指輪は、たくさんのジュエリーブランドからラインナップされています。ブランドによって価格帯は大きく異なりますが、指輪の価格を決める要素はそれだけではありません。ダイヤが入っているかどうかによっても価格は変わりますし、素材によっても価格は異なります。婚約指輪なら、「給料の3ヶ月分」といったざっくりとした目安的なラインはあるでしょう。しかしマリッジリングの場合には、どのぐらいが平均的な相場なのでしょうか?

マイナビウェディングの調査によると、結婚指輪の平均購入価格は21万円となっています。これは、夫婦で1つずつ合わせて2本のリングを購入する際にかかる価格です。平均よりリーズナブルな10万円から20万円というカップルは、全体の34%程度います。この価格帯は、ダイヤがついていないシンプルなデザインのものを選んだカップルに多いです。一方、近年では結婚指輪でもファッション性が高かったり、ダイヤがあしらわれているタイプなどが人気となっていて、こうした商品を選ぶと、指輪2本で購入価格は20万円以上になることが多いです。

指輪の購入費用は、セミオーダーやフルオーダーになると、高くなる傾向があります。DIYで手作りできる指輪なら、シンプルな雰囲気でリーズナブルに仕上げられるものはたくさんあります。しかし、オーダーメイドタイプになるとたくさんのオプションが用意されていることが多く、オプションを増やせば増やすほど、価格も高くなる仕組みになっています。ちなみに、結婚指輪で40万円以上使うカップルは全体の1.5%程度で、多くはありません。

ただし、ブライダルジュエリーを取り扱うショップの中には、仲介業者を通さずに卸業者から直接仕入れる店がたくさんあります。そうしたショップでは、高品質ながらリーズナブルな適正価格で販売している傾向にあるため、気に入った高品質の指輪を低価格で購入することができます。

結婚指輪を選ぶ基準は、カップルによって様々です。デザインで選ぶカップルは多いですが、価格も大切な選考基準になると考えるカップルもたくさんいます。また、ショップの接客やサービスで選びたいという人や、サイズ直しやクリーニングなどのアフターケアで選ぶという人も少なくありません。やはりマリッジリングは、結婚してから長期間毎日つけるものなので、自分たちが気に入ったデザインのものを選びたいですし、長い人生の中でお手入れやメンテナンスをしやすいショップで選ぶのが、長期的な満足度をアップするためのポイントと言えるでしょう。