結婚に関係して指輪を贈る習慣というのは世界的にも一般的で、二人の絆を証しするものとして常に着けている人も多くいます。結婚指輪は日常的に着けていることが多いですが、婚約指輪はどうしたら良いかと考えてしまうこともあるかもしれません。婚約に際して指輪を贈る習慣がどのように始まったのか、どんなシーンで着けるものなのかを知り、大事な日に備えましょう。

目次

婚約指輪を買う意味

まず、婚約指輪は男性が女性に対して、婚約をした時や結婚を申し込む時に贈るものです。人によって選ぶデザインは異なりますが、一般的にリングにダイヤモンドが付いたものが多いです。

諸説ありますが、こうした婚約指輪の起源は古代ローマにまでさかのぼるとされています。その時代は、結婚そのものよりも婚約の方が重要なものと考えられていて、二人の間に一種の契約関係が存在するようになった瞬間として認められていました。その絆を証しするために、婚約をした時に鉄製のリングを贈ることが習慣となっていました。これが現在でも行われている習慣につながっていると考えられています。

日本においては西洋の様々な習慣が伝わってきた1950年代に始まっています。こうした歴史を見ても分かるように、婚約によって二人の間に強い絆が始まるということの象徴であり、単なる習慣以上の意味合いがあります。特に、付き合っているカップルにおいて、男性が婚約指輪を見せるということはプロポーズをしていることを示します。それを女性が受け取ることによって、プロポーズを了承したという返事にもなります。

また、女性が指輪をすることによって周りに婚約していることを見せる、という意味合いもあります。目に見える形で二人の関係性を表すというのは、とても大事なことでもありますので、大事にしたい習慣と言えます。

ダイヤモンドが一般的な装飾となりますが、これにも意味があります。鉱物の中では一番硬いものですので、二人の固い絆を象徴するものとして選ばれます。また、その硬さから傷がつかないため、やはり二人の絆が永遠に続くシンボルとしても考えられます。その見た目は透明で無色ですので、女性の純真さや貞潔さなどを表すのにも適した宝石だと言えるでしょう。

どのようなシーンで使うのか

いつ指輪を着けるべきかというと、特に決まりはありません。指輪のデザインによって、向き不向きのシーンがあるとも言えるでしょう。結婚指輪と違って、大きめのダイヤが付けられていることも多いので、華やかに見えますし引っかかりが生まれます。そのため、お葬式などの慎みが求められるシーンにおいては、派手な印象がある指輪は避けることが必要と判断するかもしれません。

また、手元の作業をする人だと、ダイヤの装飾がぶつかったり引っかかったりして危険です。特に人の肌に触れるケースでは、指輪で相手を傷つけてしまうこともありますので、やはり外しておいた方が良いでしょう。

こうした点を気を付ければ、基本的には日常的に身に着けても問題ありません。職場の雰囲気や業務内容にもよりますが、特に仕事中着けても構いせんし、他の人の結婚式や何らかのパーティーに身に着けていくのも自然なことです。

一般的には、婚約してから結婚式までの指輪という認識があります。これは、結婚式において結婚指輪に重ねるという考えによります。重ね着けするのもとてもきれいですし、あえて二つの指輪のデザインをマッチさせてダブルにすることを想定して選ぶのも良いでしょう。美しく二人の関係を象徴するものとなります。基本的には、結婚式の後はあまり身に着けません。しかし、別に明確な決まりがあるわけではありませんので、そのままダブルで着ける人も多くなっています。上記のように、結婚指輪と比べるとダイヤの装飾が大きいので、家事や仕事をする時に気になってしまうことがあるのは事実です。そのため、せめてお出かけをする時だけでも着けていくというのも良いでしょう。せっかくの美しい指輪ですので、そのままタンスの肥やしとしてしまうのももったいないことです。

指輪を着けた時の注意

婚約指輪はとても華やかでダイヤの輝きがとても目を惹くものです。ダイヤは外に出た形で取り付けられていますので、ものを触った時などにダイヤで引っかきやすいという注意点があります。もちろん、ダイヤ自体は非常に硬いのでそれで傷が付くことはありませんが、触ったものを傷つけてしまうことがあります。また、台座からダイヤが衝撃で外れてしまう可能性もないとは言えません。そのため、スポーツをする時などは気を付ける必要があります。また、赤ちゃんや子どもなどと一緒にいる時は、ちょうど子どもの目の高さに指が来て、目を傷つけてしまう危険もあるので注意した方が良いです。

婚約指輪も手作り出来る

このように、二人が婚約したということを示すとても大事な指輪ですし、女性の美しさを引き立てるダイヤの輝きが特徴となったものでもあります。

また、婚約指輪も結婚指輪同様に自分で手作りも出来ます。自分で作ってプレゼントすれば既製品を買ったものを彼女にプレゼントするよりも、いっそう価値のある婚約指輪になります。是非婚約指輪をサプライズで手作りして彼女にプレゼントしてみてはいかがでしょうか!普段でも上手に服とのコーディネートを工夫して、楽しんで指輪を着けましょう。