消耗品である指輪は年月の経過に伴って傷や宝石を留める金具の緩みなどが発生してしまうので、定期的にリフォームする必要があります。今回ご紹介するのは、親から譲り受けた指輪をリフォームするメリットやお店選びのポイントについてです。

指輪のリフォームで得られるメリット

親から貰った指輪をリフォームする大きなメリットの一つが思いの継承です。ビジュドファミーユはフランス語で家宝という意味です。ヨーロッパでは古くからビジュドファミーユという親から子供に家宝を受け継いでいく文化があります。リフォームを考えている人の中には別の形に変わることで思い出が失われてしまうと二の足を踏んでしまう人も少なくありません。これは間違った認識で、リフォームといっても宝石は同じ物を使用するためたとえ形が変わってしまっても思い出をそのまま受け継ぐことはできます。

自分だけのオリジナルが持てる

婚約指輪のリフォームは既製品のデザインに宝石を乗せるセミオーダー、リング部分も含めて1からデザインするフルオーダーの2種類から選べます。セミオーダーは市場で人気の高いデザインをそのまま使うことができる反面、他の人と被ってしまうケースも少なくありません。それに対してフルオーダーは全てを自分でデザインする形となるので世界で一つだけのオリジナルを作ることができます。自分らしさを追求したい人にとってこの点は大きなメリットです。ただし、注意点としてフルオーダーは手間が掛かる分、セミオーダーに比べて若干費用が高くなることもあります。

リフォームにおけるデメリット

指輪のリフォームにはメリットだけでなく、デメリットとなる部分もあります。その一つがイメージのしづらさです。セミオーダーは既製品のリングを使用するため、市販品からある程度仕上がりのイメージをすることはできます。一方フルオーダーは1からデザインをするため頭でイメージしていた通りにならないケースも少なくありません。事前の打ち合わせの段階でデザイナーから大まかな完成図は提示してもらうことはできるので、しっかりと確認しておく必要があります。

お店選びのポイント

需要の増加に伴って婚約指輪のリフォームを行うお店の数も増えています。一見どこに依頼をしても同じように感じられますが、お店によって特徴が細かく違うので適当に決めてはいけません。いくつかあるお店選びのポイントの中でも特に重要となるのがカウンセリングの充実度合いです。前述したようにフルオーダーは仕上がりがイメージしづらく、希望していたデザインと違うというトラブルが起こることも少なくありません。事前のカウンセリングはこうしたイメージの相違によるトラブルの予防に繋がります。カウンセリングにどれだけの時間と手間を掛けてくれるかという点はお店を決める上での大事な判断材料の一つです。

明確な見積もりの提示

リフォームを請け負っている業者の中には、依頼する側が専門の知識を持っていないことを利用して違法な料金を請求する悪質な所もあります。この手の違法業者が行う典型的な手口の一つが見積書の曖昧な記載です。作業内容について分かりづらい表記をすることで、顧客に疑問を抱かせずに高額な料金を支払わせるという手法を取ります。信頼できる業者は顧客が安心して依頼できるように細かい部分までしっかりと内訳を記載してくれるのが特徴です。契約をする前に気になる点についてしっかりと質問をして疑問を解消しておくことが重要になります。万が一こちらの質問に誠実な受け答えをしてもらえない、曖昧な返事で有耶無耶にされるといった対応を取られたら契約を交わさないことが大切です。

妥協をせずに納得した上で契約を交わす

市販品の指輪とは異なり、親から受け継いだ婚約指輪には家族の思い出が詰まっています。大切な思い出を守り受け継ぐためには、信頼できる業者に任せるのはもちろん、依頼をする上で妥協をしないことも重要なポイントです。