一生に何度も購入することがない結婚指輪だからこそ、失敗しないリングが欲しいという理由で、既製品を購入するのではなく手作りを選択するカップルは少なくありません。しかしそうしたカップルの中には、時間の経過とともに後悔する結果を迎えてしまうケースもゼロではありません。失敗しない手作り結婚指輪を作るためには、どんなポイントに気を付けるのが良いのでしょうか。

デザインはシンプルがベスト

まず指輪のデザインは、Simple is the Bestを意識しましょう。既製品のデザインでは満足できなかったから二人でオリジナルのデザインにしたいという気持ちは、指輪を手作りするカップルの多くに共通しています。しかしデザインという点では、どうしても手作りの指輪は既製品に劣ってしまうことが少なくありません。凝ったデザインで手作りしようと思っても、期待通りの仕上がりにならなかったり、妥協しなければいけないことがあるかもしれません。そうすると、後から後悔するリスクが高くなってしまうでしょう。できるだけシンプルなデザインにこだわったほうが、失敗するリスクを最小限に抑えられます。

ファッションリングなどと比較すると、あまり流行やトレンド性が少ない傾向にある結婚指輪ですが、それでもデザインには流行があります。結婚する時には、トレンドをふんだんに取り入れたデザインの方がオシャレに感じられるかもしれません。しかし、時間が経過すると、当時はオシャレだったはずのトレンドがチープに感じられてしまったり、飽きてしまうという事態が起こりやすいものです。手作りの指輪を作る際には、あまりトレンドを入れずに、ベーシックなデザインの方が失敗するリスクを少なくできるでしょう。

納期までに余裕をもとう

ジュエリーショップは、全国にたくさんあります。しかしショップごとに制作方法が異なっていたり、制作にかかる時間が異なります。人気のショップを利用する際には、完成までにかかる時間をあらかじめ確認することが、失敗しないコツです。人気の結婚式会場だと予約してから挙式まで2年待ちという所があるのと同じで、オーダーがたくさん入っているショップだと、受け取りまでに1年以上かかってしまうこともあります。日数に余裕をもってオーダーする事は大切ですが、どうしても特定の日までに間に合わせなければいけない人は、その旨も注文する際に明確にすることをおすすめします。

結婚指輪を手作りする方法についてはこちらで詳しく紹介されているので参考にしてください。デザインからお店で行う鋳造方法など、初心者でもわかりやすく解説されています。また、一般の人が知らない工房内で行うジュエリー製作方法についても詳細に公開されているので非常にわかりやすい物になっています。

結婚指輪づくりは、デザインなどを考える過程から二人の共同作業です。そうした思い出作りも、後から振り返った時には二人にとって、とても貴重で大切な思い出となるでしょう。気に入った指輪に仕上げる事だけに固執せず、思い出作りも兼ねていることを忘れずに取り組むことが、長く飽きずに愛し続けられる指輪作りにつながります。